原材料高騰・値上げの影響による価格競争力の低下、WebやSNSによる顧客の情報収集能力の向上などから、いま、BtoB企業にとっても「ブランディング」の必要性は高まり続けています。対顧客だけでなく、ESG経営・サステナビリティなどの投資家向け発信や、人口減少時代における優秀な人材確保のための採用候補者向け発信にも同様のことが言えるでしょう。実際に、BtoB企業の社名認知やイメージ獲得を目的としたTVCM等を目にすることも増えてきているのではないでしょうか?
BtoB企業の対顧客向け活動においては、以前は「営業力」が何より重要と捉えられていた側面もありました。ところが、コロナ禍で対面による接触機会や商談が減少、Webを中心とした顧客側の事前の情報収集の影響度合いが相対的に高まったことにより、“顧客は初回接触前におおよその意思決定を済ませている(どの会社を選定するかがかなり絞り込まれている)”とも言われています。
そのような中で大切なことは、「いかに初回接触前にブランド価値を伝え、顧客の期待を高められるか」ということであり、その第一歩となるのは改めて「自社ブランドの価値は何か?」を明確にすることです。
自社ブランドの価値を明確にするということは、適切に顧客の期待を高め、“選ばれやすい”状態を創ることに繋がります。そして、強いブランドはマーケティング・営業活動の効率・効果を高めます。
今回のセミナーでは、そもそも機能・性能や技術など価値の伝達が難しく、差別化も図りにくいBtoB企業において「ブランド価値」をどのように定義して、顧客に伝えていくか、BtoB企業におけるブランド価値を「機能的価値」「情緒的価値」「社会的価値」の3つに分けることによって、その策定から伝達の方法論を具体的にお伝え致します。