気候変動への対策が企業のサステナビリティ戦略の中心に据えられる中、近年、生物多様性・自然資本が経営課題として大きな注目を集めています。ほぼ全ての企業は直接的・間接的に生物多様性・自然資本に依存し、インパクトを与えていることより、それらに配慮することは、事業リスクの低減や新たな価値創造の観点から、企業にとって避けて通れないテーマとなりつつあります。
第一部では、MS&ADインターリスク総研株式会社の川崎亜希子氏を講師に迎え、自然資本の重要性とともに、世界的な枠組みとして注目される「TNFD(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures)」フレームワークやLEAPアプローチを取り上げます。TNFD開示提言の内容や分析プロセスについて具体例を交えながら解説します。
第二部では、「森林クレジット」をテーマに、生物多様性と脱炭素を統合的に推進する方法を探ります。森林が果たす役割の重要性や、森林クレジットの成り立ちと基本概念、生物多様性保全と気候変動対策の双方に寄与する適切な森林経営に繋がる、クレジットのメカニズムをお伝えします。また、森林クレジットを活用する企業事例もお伝えします。
企業のサステナビリティ推進担当者に向けて、最新の知識と実践的なアプローチを提供する本セミナー。
TNFDと森林クレジットという二つの切り口を通じて、自社の経営戦略における生物多様性への取り組みをどのように強化できるかを考えるきっかけとなる内容です。
皆さまのご参加をお待ちしております。