2026年度、GX-ETS(排出量取引)が本格始動します。
GX-ETS(排出量取引)とは、簡単に言うと「CO2などの温室効果ガスを排出できる権利を売買する仕組み」です。
日本国内では今まで東京都や埼玉県などの自治体がそれぞれ行ってきましたが、2026年度より日本全体を対象とした制度がスタートします。
そして、まずは直近3か年平均の直接排出量が年間10万トン以上の企業が対象になることなど、徐々にGX-ETSのルールが明確になってきていますが、それと同時にカーボンクレジット市場の動向にも変化が起こり始めています。2026年度からのGX-ETS、その先2028年からの炭素賦課金に備え、2024年6月ごろから多くの企業がJ-クレジットの調達に動き出しました。その結果、短期間でJ-クレジット(再エネ・省エネ)の価格はおよそ2倍に。この動きは今年さらに加速すると言われており、数年後の「J-クレジット不足」も懸念されています。
企業のカーボンニュートラル達成は、もはや再エネ導入や自助努力だけで対応することが難しく、直接投資・間接投資(排出権取引の活用)、国内・海外の選択肢を踏まえた包括的な戦略が求められます。
そのような中で本セミナーでは、GX-ETS Phase2の最新ルールの本質を読み解き、GX-ETS本格稼働に伴うカーボンクレジット市場の動向や大手企業の戦略とともに、企業が今後どのようなアクションをとるべきかを解説します。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。