こんにちは。
インターン生の海野です。
このシリーズでは、2022年にリブランディングを実施した企業に注目し、事例をご紹介しています。
Part1では、「旅行・ホテル業界編」を、Part2では「Webサービス編」をお届けしました。
今回の記事では、DX支援やマーケティング支援を行う企業のリブランディング事例をご紹介します。
インターネットビジネスは特に市場の変化が激しく、顧客のニーズに応えるために事業の在り方を変化させ続けることが求められます。そのような業界特性だからこそ、その変化の中心に、「パーパス」など企業として中長期にブレない軸を持つことが重要になると考えられます。
そもそも私たちは、ブランド=「様々な顧客接点での体験を通じて、消費者・顧客の中に出来上がる価値(イメージ)の総体」と定義しています。簡単に言ってしまうと、「ブランド=価値」です。と考えると、「リブランディング=価値の再定義」となります。
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2022年にリブランディングを行った、DX・マーケティング支援を行う企業の事例をご紹介します。
※本記事は、ウェブ上に公開されている情報に基づいて作成しています。
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【背景】
ユナイテッドは、インターネットビジネスにおける競争レベルがこの10年間で大きく上がり、以前のように、とにかく多くのチャレンジをして、その中からいくつか成功が生まれるという時代ではなくなったと捉えています。これまでは、事業面においてグループ内での連携をあまり重視せず、各事業個別の成長を志向してきたとのことですが、インターネットビジネスの競争レベルが高度化した現在の状況において成長を続けるためには、特定の事業領域で明確な強みを持ち、各事業が有機的に連携することによって独自の提供価値を生み出すことが必須であると考えたそうです。
【目的】
上記のような競争環境の変化の中で、持続的な成長を遂げるため、ビジョンやミッションに替えて、パーパスを策定したそうです。
今後は、パーパスに基づいて、DXプラットフォーム事業と投資事業における事業間の連携を積極的に図り、そのシナジーによってユナイテッドならではの強みを創出し、また、今後立ち上げる新規事業についても事業間のシナジーを追求していくとのことです。
【実施したこと】
(参照)
・2022/4/1 ユナイテッド株式会社 プレスリリース
「パーパスの制定、およびコーポレートアイデンティティをリニューアル『意志の力を最大化し、社会の善進を加速する。』」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000256.000023821.html
・2022/4/4 ユナイテッド株式会社 役員ブログ
「意志の力を最大化し、社会の善進を加速する。」
https://blog.united.jp/2022/04/hayakawa-13.html
【背景】
アライドアーキテクツは、近年の傾向について、企業活動においては「環境や社会との両立を前提としたサステナブル(持続可能性)」が前提となり、企業にとって「社会的信頼や応援などの情緒的資産」の重要性が増してきていると捉え、そうした変化の中でも、これまでの強みをベースに事業を進化させ、社会で次々と生まれる課題を解決するために、知恵と経験で貢献し、この先も社会から求められる企業であり続けたいと考えたそうです。
【目的】
上記のような考えのもと、既存事業の拡大や新規領域への挑戦により、成長ステージを引き上げていくという決意表明をするために、今回のリブランディングを行ったようです。これまで世界中の人々と企業をつないできた先で、これからは「人」「企業」「社会」の循環によって共に豊かになる世界を創造していくとのことです。
【実施したこと】
(参照)
・2022/7/1 アライドアーキテクツ株式会社 プレスリリース
「『つながり、そして、めぐりへ。』アライドアーキテクツ・グループが新たなミッション、コーポレートロゴを掲げ、人と企業と社会が共に豊かになる世界を目指す」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000145.000058547.html
・2022/5/3 アライドアーキテクツ株式会社コーポレートサイト リリース
「アライドアーキテクツ・グループが7月1日付でミッションを更新、コーポレートロゴもリニューアル」
https://www.aainc.co.jp/news-release/2022/02389.html
【背景】
テテマーチは、ここ数年の急激な企業成長に伴って、入社する人の毛色が変わってきており、社内でのテテマーチという人格の捉え方にブレがあると感じていたそうです。また、「若くて面白い企画を出してくれる!」という印象を持たれていることが多く、それ以外の『SINIS(サイニス)』(自社開発のInstagram分析ツール)やサキダチラボ(マーケティング活動への実利貢献度を解明する研究チーム)のような機関への認知も広げていきたいという思いがあったそうです。
【目的】
同じ会社のメンバーとして目指す方向性や会社に対するイメージについてのブレを少なくするため、また、現在あまり知られていないツールや機関についての認知も広げていくため、さらに、パートナー、クライアント、そしてメンバー自身が会社のことを心から「好き」と言えるような組織にしたい、という想いを実現させるためにリブランディングを行ったそうです。
【実施したこと】
(参照)
・2022/7/26 テテマーチ株式会社 プレスリリース
「企業向けSNSマーケティング支援の『テテマーチ株式会社』コーポレートアイデンティティを刷新」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000116.000017171.html
・2022/8/4 テテマーチ株式会社コーポレートサイト コラム
「テテマーチのCIリニューアルの工程を公開します。」
https://tetemarche.co.jp/column/ciinterview-04
最後までご覧いただきありがとうございました。