バイウィル、島根県奥出雲町の森林J-クレジットを株式会社プロテリアルへ販売、連携協定式を開催
「たたら製鉄」が紡いだ古くからの絆を未来へ。長期購入契約および森林保全活動に向けた包括連携協定の締結へ
「GXをやりたくなる世界」を目指し、環境価値を活用した経済循環を推進する株式会社バイウィル(本社:東京都中央区、代表取締役社長:下村 雄一郎、以下「バイウィル」)は、島根県仁多郡奥出雲町(町長:糸原 保、以下「奥出雲町」)において創出された森林由来のJ-クレジット(※1)を、株式会社プロテリアル(本社:東京都江東区、代表取締役社長:Sean M. Stack、以下「プロテリアル」)へ販売することを含む連携協定書を締結し、連携協定式を行いました。
(写真左から)山陰合同銀行 安来支店 支店長 青戸康広氏、プロテリアル 安来工場長 渡邉洋氏、奥出雲町 町長 糸原保氏、バイウィル 代表取締役社長 下村 雄一郎、山陰合同銀行 三成支店 支店長 嘉藤 博幸氏
本取組は、単発のクレジット購入(カーボン・オフセット)に留まらず、奥出雲町の豊かな森林を長期的に保全するための「持続可能な資金循環」と「パートナーシップ」を構築するものです。
※1 J-クレジット制度とは、省エネルギー・再生可能エネルギー設備の導入等による温室効果ガス排出削減量や、適切な森林管理等による温室効果ガスの吸収量を、日本政府が「J-クレジット」として認証する仕組みです。発行されたJ-クレジットは、他の企業との間で取引することができ、購入者は自身の温室効果ガス削減目標の達成等に活用が可能です。
【締結日】
2026年6月15日(月)
締結日当日には、奥出雲町役場にて連携協定式を執り行いました。
【取組の背景】
奥出雲町は、日本古来の鉄づくりである「たたら製鉄」が今なお息づく唯一の地域です。
プロテリアル安来工場は、「たたら製鉄」を源流とします。 かつて「たたら製鉄」において大量の木炭(薪炭林)を必要とした歴史から、奥出雲町において「鉄づくり」と「森林の維持」は切っても切れない関係にあります。
プロテリアルが、同町と古くから培ってきた深い繋がりを背景に、同町の森林が内包する「環境価値」をJ-クレジットとして購入することは、歴史的な絆を現代の脱炭素戦略としてアップデートする必然的な選択でした。
【なぜ「長期契約」なのか】
日本の多くの森林は、担い手不足や間伐コストの増大により、適切な維持管理が課題となっています。プロテリアルは、単年での炭素相殺(オフセット)に留まらず、奥出雲町の森林が本来持つべきCO2吸収能力や生物多様性を「長期的に保全していきたい」という強い想いから、複数年にわたる長期のクレジット購入契約を締結いたしました。 バイウィルを介して支払われるクレジットの販売益は、奥出雲町における計画的な森林経営や間伐などの直接的な資金(財源)として活用され、持続可能な森づくりを支えます。
【各者コメント】
■プロテリアル 安来工場長 渡邉 洋氏
当社は、この奥出雲町で古来継承されてきた「たたら製鉄」をルーツに、今もその伝統と精神を受け継いだモノづくりを行い、特殊鋼であるヤスキハガネを生み出しています。その中でCO2排出削減の取り組みは注力すべき課題です。
奥出雲町において森林整備活動によって創出されたJ-クレジットを活用させていただくことは、当社事業において大変意義があると考えております。
奥出雲町の皆さまをはじめ、関係する皆さまにお礼申し上げます。
■奥出雲町 町長 糸原 保氏
豊富な森林資源を有する本町では、かねてから地球環境の保全やSDGsに貢献する活動を行ってきましたが、今回、(株)プロテリアル様にJ-クレジットをご購入いただき、これを機に、販売で仲介いただきました(株)バイウィル様との三者で、脱炭素と本町の森林保全活動に関する地域連携協定を結ばせていただくことになりました。プロテリアル様とはこれまでも「たたら製鉄」で深く結びついており、今回このような取組みが出来ますことは極めて意義深いものであり、心強く感じております。
今なお「たたら製鉄」が息づく町として、奥出雲町ではこれからも持続可能な社会を後世に引き継ぎ、地球環境の保全活動に貢献して参ります。
■バイウィル 代表取締役社長 下村 雄一郎
この度、森林との長い歴史を持つ奥出雲町様と、「たたら製鉄」の精神を受け継ぎ脱炭素に挑むプロテリアル様をおつなぎできたこと大変嬉しく思います。
今回のJ-クレジット活用を通じ、私たちはプロテリアル様と共に、特殊鋼「ヤスギハガネ」の歴史文化の根底にある森林資源を、確固たる形で次代へと循環させていく取り組みをさらに深めていきたいと考えております。
引き続き島根県では山陰合同銀行様と協働し、Climate Asset Developerとして環境資源を創造し、活用いただける会社様と共に地域活性化・脱炭素社会の実現に貢献いたします。
【今後の展望 】
両者の取り組みは、クレジットの売買だけに留まりません。次のステップとして、プロテリアルと奥出雲町は、社員による植樹や間伐作業の体験、自然環境教育などを盛り込んだ「森林保全活動に関する包括連携協定」を別途締結する予定です。 バイウィルは、環境価値を創出する役割を担い、今回の売買マッチングに留まらず、伝統文化の継承と環境保護が一体となった、新たな「地域循環型のカーボンニュートラル」のロールモデルとして、今後の活動に伴走してまいります。
今後も、バイウィルは「Climate Asset Developer」として単なる脱炭素の推進にとどまらず、企業規模や地域を超えた新たな共創のつながりや、地域経済を豊かにする持続可能な資金循環を生み出すことで本質的なGXを実現します。それらにより環境価値(資産)を日本全国に広げ、日本全体の2050年カーボンニュートラルを達成してまいります。
【バイウィル 会社概要】
■社名:株式会社バイウィル
■本社:東京都中央区銀座七丁目3番5号 ヒューリック銀座7丁目ビル4階
■公式HP:https://www.bywill.co.jp/
■代表者:代表取締役社長 下村 雄一郎
■事業内容:
・環境価値創出支援事業(カーボンクレジット等の創出)
・環境価値売買事業(カーボンクレジット等の調達・仲介)
・脱炭素コンサルティング事業
・ブランドコンサルティング事業
【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社バイウィル 広報担当
e-mail:pr@bywill.co.jp
TEL:03-6262-3584(代表)