やりがいのある仕事と、将来への不安の狭間で

学生時代は特にこれといってやりたいこともなく、漠然と「両親も知っているような大企業で営業として働きたい」と考えていました。結果的に入社した企業では医薬品営業の部署に配属になり、医師の方へ自社製剤を処方提案する営業(MR)を担当することとなります。毎日の営業活動のなかでも病気で困っている患者さんの役に立っている実感があり、また、同僚にも恵まれ、充実した日々を過ごしていました。

ですが、仕事を始めて7年が経とうとした頃、ふと、「他の業界をまったく知らない自分は社会人として本当に成長しているのだろうか」という思いが芽生えました。そうして、5年後、10年後、さらにその先のことを考え、成長を求めて転職を考えるようになったのです。


誰かに貢献したいという想いから、人事の道へ

何かしらの形で医療業界には携わっていたいと考えており、次に選んだのは医療系人材に特化した人材紹介のエージェント職でした。今までの営業スタイルとは違ったインサイドセールスになり、移動時間などがなく効率的に仕事を進められること、また、「モノ」がないため自分自身としての成果がわかりやすいことはとても魅力的でした。そして何より、仕事探しで困っている方の助けになれることに強いやりがいを感じました。
約3年間、人材不足で困っている企業と求職者のマッチングを創っていくことを経験し、次第に自社の採用、人事の仕事に関心を持つようになりました。その気持ちが抑えきれなくなった私は、人事として転職することを決意。これまでの経験も活かせる、同業界の他企業に人事として入社しました。

そこではいわゆる“ひとり人事”だったため、KPI管理、広告媒体管理、書類選考、1次面接の実施、紹介会社対応、面接日程の調整…など、業務はかなり多く煩雑でしたが、戸惑いこそあれ、まったく苦ではありませんでした。なぜなら、実際に入社する人が増え、「企業の成長に貢献できている」という実感を持ちながら仕事ができていたからです。
ただ、会社がこれから進む事業や組織の方向性に対して悩む場面があり、人事として貢献したいとより強く思える新たな会社を探すことにしました。

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やりたいことにチャレンジできるフォワード(現:バイウィル)

私自身、転職活動をするまでフォワード(現:バイウィル)のことを知りませんでした。ですが、選考のなかで出会った代表の伊佐や各マネージャーの人柄、また、ブランディングを通して企業や人をより前向きにしようとする事業に魅力を感じ、入社を決意しました。

入社をして、会社の文化やメンバーの人柄に触れるなかでも、「目の前の人を大事にしたい」という自身の仕事観に近いと感じることが多く、仲間を増やすことにやりがいをもって採用業務を行うことができています。

まだまだ小さい会社で組織課題も多いですが、課題に対して自らアプローチすることができる環境なので、自分の行動次第で、どんどん良い会社にできると感じています。HRとして自分に何ができるかを考えて行動し、フォワード(現:バイウィル)をより大きく成長させながら、個人としてもさらに成長していきたいです。