【プレスリリース】バイウィルのカーボンニュートラル総研、 東証6業種115社を追加分析した最新調査レポートを公開
【カーボンニュートラル総研レポート公開】「GXは企業価値を動かしているのか」東証プライム7業種119社を独自のフレームワークで実証分析
〜GXと企業価値の関係は業種で異なると判明、前回レポートとの累計234社の考察から「3つの経営モデル」を提示。11月11日に無料解説ウェビナーを開催〜
「GXをやりたくなる世界」を目指す株式会社バイウィル(本社:東京都中央区、代表取締役社長:下村 雄一郎、以下「バイウィル」)の社内シンクタンク「カーボンニュートラル総研」は、レポート「GXは企業価値を動かしているのか」(2026年Q3版)を公開しました。新たに6業種115社を分析。前回のQ2版レポートと合わせた計234社の結果を考察し、2026年11月11日(水)15:00からZoomで無料解説セミナーを開催します。

東証上場6業種115社(プライム市場中心)の統合報告書等を独自指標GVTIで評価し、財務・市場データと照合しました。全社では強い線形相関は見られず、業種別では異なる傾向が観察されました。Q2と合わせ234社の結果を考察し、3つの経営モデル仮説を提示します。
■「【総研レポート】GXは企業価値を動かしているのか(2026年10月)」ダウンロードページ
URL:https://www.bywill.co.jp/download/cnrireport_2026-10
※1:前回の総研レポート(2026年Q2版)プレスリリース https://www.bywill.co.jp/news/2026-08-24
【本調査の背景と目的 】
近年、上場企業においてTCFD対応や統合報告書での情報開示など、GXへの取組自体は大きく進展しています。しかし、資本市場からは「GX投資が営業利益率やROIC(投下資本利益率)にどう貢献しているのか」、「PBR(株価純資産倍率)向上につながっているのか」という厳しい問いが突きつけられています。
本レポートでは、GXの取組の量や開示の有無そのものではなく、独自指標「GX Value Translation Index(※2、以下「GVTI」)」を用い、GXの経営戦略・投資への統合度を評価。財務・市場データと照合し、「GX経営統合力→経営KPI→財務KPI→市場評価」という「価値翻訳の連鎖(Value Translation Chain)」の仮説を実データに基づき検討しました。
※2:GVTIとは:バイウィル「カーボンニュートラル総研」が独自に開発した、統合報告書等の記述を5軸・100点満点で評価する指標です。①戦略ナラティブ(15点)、②マテリアリティ特定(20点)、③価値翻訳(30点)、④実行・資本配分(20点)、⑤市場信認(15点)の観点から、GXが経営戦略・投資・成果指標にどう組み込まれているかを評価します。実際の財務成果や市場評価はGVTIの採点には含めず、別途、相関分析で検討しています。
【レポート概要】
●3つのポイント
1.全社一括では強い線形相関は確認されない
対象115社を一括して分析すると、GVTIスコアと財務・市場指標とのPearson相関は最大でもTSR(5年累計)のr=+0.17で、強い線形相関は見られませんでした。「GXに取り組めば一律に企業価値が上がる」という単純な関係は、本分析では確認できませんでした。
2.業種によって「価値への翻訳経路(勝ち筋)」の候補は異なる
業種別ではFCFや市場倍率など、異なる指標との正の相関が観察されました(※3)。
・ガラス・土石製品:GVTIとFCFに正の相関(r=+0.42)。収益構造改革型の仮説を提示
・機械:GVTIとEV/EBITDAに正の相関(r=+0.32)。成長市場獲得型を考察
・卸売業:GVTIとEV/EBITDAに正の相関(r=+0.47)。事業ポートフォリオ転換型を考察
3.財務劣位群では「価値翻訳」軸の相対的な弱さが目立つ
低GVTI×低財務32社では、「価値翻訳」の達成率差が最大(該当13社・全社平均比−28pt)。因果は断定できませんが、経営・財務KPIへの接続を見直すヒントとなります。
※3:探索的な傾向であり、GXが成果を生んだ因果関係を示すものではありません。
●対象読者
「環境対応がコストで終わっている」と悩む上場企業の経営陣(CEO/CFO/サステナビリティ推進責任者)および投資家
●レポート構成
00:Executive Summary|結論と経営への示唆
01:なぜGXを企業価値で語るのか|問いの設定とValue Translation Chain
02:GVTIフレームワーク|5評価軸と対象ユニバース(6業種115社)
03:業種横断分析(全115社)|スコア×財務の相関と「業種特性」の発見
04:業種別分析(6業種)|医薬品/ガラス・土石製品/非鉄金属/機械/陸運業/卸売業
05:Value Translation Chain 統合検証|本レポート最大のオリジナル価値
06:勝ち/負けパターン分析|翻訳メカニズムの深掘り
補論:Q2 × Q3 統合考察(補論)|13分析区分234社で理論仮説を検討し、結論を更新する
07:経営アジェンダ|GXを企業価値へ翻訳するために
●本レポートダウンロードページ
URL:https://www.bywill.co.jp/download/cnrireport_2026-10
●レポートに関するお問い合わせ
お問い合わせ窓口:https://www.bywill.co.jp/contact
フォーム内の「お問い合わせ項目」より「カーボンニュートラル総研について」を選択の上、お問い合わせください。
【解説セミナー概要】
本レポートについて、分析を担当したバイウィル 取締役CSO 兼 バイウィルカーボンニュートラル総研所長の伊佐が解説するオンラインセミナーを行います。
開催概要
●日程:2026/11/11(水)15:00〜16:00
●会場:オンライン(Zoomウェビナー)
●セミナータイトル:GXは、企業価値を動かしているのか?【業種拡大版】~総研レポート最新版で読み解く、業種別「GXの勝ち筋」~
●参加申込ページ:https://www.bywill.co.jp/seminar/2026-11-11
●参加対象者:以下のような企業の経営企画・IR・サステナビリティ/GX推進部門の責任者(部長級以上)、CSO、CFOの方
・すでに統合報告書を発行・開示している上場企業
・今後、統合報告書の作成やサステナビリティ情報開示の強化を検討している企業
・上場企業とのサプライチェーン取引があり、GX推進を自社の企業価値向上につなげたい企業
【カーボンニュートラル総研とは】
バイウィルは、環境価値(カーボンクレジット等)の創出・売買からGXコンサルティングまでを一貫して手掛ける「Climate Asset Developer」です。その社内シンクタンクとして、企業の本質的GXを推進し、社会のカーボンニュートラルを加速するために2024年2月1日(木)に設立された(※4)のが「カーボンニュートラル総研」です。 所長はバイウィル代表取締役CSOの伊佐陽介が務めています。
●活動内容
・企業の本質的GXによる価値向上のための調査、分析、コンサルティング
・調査レポートの発行
・「環境価値」の算定・可視化と活用
・具体的なモデルを生み出す「事例づくり」
・社会の空気を変えていく「世論形成」
・仕組みそのものを進化させる「ルールメイク」 など
これらを組み合わせながら、脱炭素・経済成長・エネルギー安定供給を同時に実現し、GXを企業や地域社会、ひいては日本の成長のチャンスに変える動きを広げています。
●関連リンク
・※4 カーボンニュートラル総研設立(プレスリリース):https://www.bywill.co.jp/news/2024-02-01-2
・カーボンニュートラル総研 紹介ページ:https://www.bywill.co.jp/cnri
・YouTubeチャンネル「伊佐陽介|カーボンニュートラルを読み解く」:https://youtube.com/channel/UC5jNKl1XeehD-hEOsp7xFmA?si=EvJ-1gyJtMiCUSlS
【今後の展望】
「カーボンニュートラル総研」では、今後もGXの経済価との接続・経営戦略との統合、資本配分への統合、財務KPIによる管理、投資家への説明を軸に、企業の意思決定につながる調査・分析・アドバイザリーを推進してまいります。
今後も、バイウィルは「Climate Asset Developer」として単なる脱炭素にとどまらず、企業規模や地域を超えた新たな共創のつながりや、地域経済を豊かにする持続可能な資金循環を生み出すことで本質的なGXを実現します。それらにより環境価値および気候資産を全国に広げ、日本全体の2050年カーボンニュートラルの達成に貢献してまいります。
【バイウィル 概要】
■社名:株式会社バイウィル
■本社:東京都中央区銀座7丁目3番5号 ヒューリック銀座7丁目ビル4階
■コーポレートサイト:https://www.bywill.co.jp/
■代表者:代表取締役社長 下村 雄一郎
■事業内容:環境価値創出支援事業(カーボンクレジット等の創出)/環境価値売買事業(カーボンクレジット等の調達・仲介)/GXコンサルティング事業/ブランドコンサルティング事業
【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社バイウィル 広報担当
e-mail:pr@bywill.co.jp
TEL:03-6262-3584(代表)