2025年3月14日
株式会社バイウィル

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出水市、いずみみらい、鹿児島銀行、三井住友海上火災保険、バイウィルの5者がカーボンニュートラル実現に向けた包括連携協定を締結

出水市のカーボンニュートラルへの取り組みによるJ-クレジットの創出・流通を通じて“環境価値と経済価値の循環”を促し、地域経済の活性化へ貢献する

 

日本全国47都道府県のカーボンニュートラル実現を目指す株式会社バイウィル(本社:東京都中央区、代表取締役社長:下村 雄一郎、以下「バイウィル」)は、鹿児島県出水市(*1)、株式会社いずみみらい(*2)、株式会社鹿児島銀行(*3)、三井住友海上火災保険株式会社(*4)と、カーボンニュートラルおよびサーキュラーエコノミーの実現を目指し、包括連携協定を締結しました。

*1:鹿児島県出水市(市長:椎木 伸一、以下「出水市」)
*2:株式会社いずみみらい(代表取締役社長:青﨑 譲二、以下「いずみみらい」)
*3:株式会社鹿児島銀行(本店:鹿児島県鹿児島市、取締役頭取:郡山 明久、以下「鹿児島銀行」)
*4:三井住友海上火災保険株式会社(本店:東京都千代田区、代表取締役社長:舩曵 真一郎、以下「三井住友海上火災保険」)

本協定をもとに、5者はカーボンニュートラルの達成、ならびにサーキュラーエコノミーの普及啓発・達成に向け、J-クレジット(*5)をはじめとする環境価値の創出・流通や、新たな事業・サービスの創出に取り組みます。

 

250313_BW出水市鹿児島銀行連携協定(写真左から)三井住友海上火災保険 鹿児島支店 支店長 磯村百輝氏、バイウィル 執行役員 サステナビリティ事業本部 本部長 齋藤雅英、
出水市長 椎木伸一氏、いずみみらい 代表取締役社長 青﨑譲二氏、鹿児島銀行 執行役員 小笹康浩氏


*5:J-クレジットとは、森林経営や、省エネ設備の導入、再生エネルギーの活用等、事業者による脱炭素活動により得られたCO2等の温室効果ガスの排出削減量や吸収量を「クレジット」として国が認証したもの。発行されたクレジットは他の企業等に売却することができ、購入者はカーボン・オフセットに活用することができる。

 

 

【締結日】

2025年3月13日 (木)

締結日当日には、出水市役所にて締結式を執り行いました。

 


【協定内容】

  1. 5者は、地域におけるカーボンニュートラルおよびサーキュラーエコノミーの実現に寄与することを目的として、以下の事項について協力します。

  2. (1)環境価値に関する情報・サービス・ノウハウ等の提供
    (2)J-クレジットの創出
    (3)その他、本協定の目的に資すると双方が認める事項
  3.  


【締結の背景】

出水市は、2022年6月に国内で初のラムサール湿地自治体認証に合わせ「ゼロカーボンシティ宣言」を行い、再生可能エネルギーの地産地消を通じて、2050年に二酸化炭素実質排出量ゼロの実現を目標に掲げました。

特に、再生可能エネルギーの導入促進に注力しており、2023年5月には、出水市と民間企業による地域エネルギー会社「株式会社いずみみらい」を設立し、公共施設の省エネ化や市庁舎の屋上と駐車場に太陽光発電設備を整備するなど、積極的に脱炭素への取り組みを加速してきました。

一方、バイウィルと三井住友海上火災保険は、2023年3月にカーボンニュートラルおよびサーキュラーエコノミー実現に向けた包括連携協定を締結しており、2024年3月には、自然災害等によって創出量が減少した場合、販売収益減少を補償する「J-クレジット補償保険」を開発し、販売を開始しています。

また、バイウィルと鹿児島銀行は2024年2月より、鹿児島県内の環境価値の創出・流通の促進を目指し共に取り組んできました。

今回、鹿児島銀行と三井住友海上火災保険から出水市へバイウィルが紹介されたことで、市内の森林や再生可能エネルギーなど、地域がもつ環境価値を活用したJ-クレジット創出・流通を進めるため、本連携協定に至りました。

 

参考:出水市 『国内初!「ラムサール条約湿地自治体認証決定」及び「ゼロカーボンシティ宣言」について』
https://www.city.kagoshima-izumi.lg.jp/page/page_06440.html

出水市『出水市地球温暖化防止活動実行計画(事務事業編)』
https://www.city.kagoshima-izumi.lg.jp/page/page_09634.html

株式会社いずみみらい
https://izumi-mirai.de-power.co.jp/

 

バイウィル『三井住友海上火災保険と共同開発した 「J-クレジット補償保険」の販売が開始』
(https://www.bywill.co.jp/news/2024/03/14)

 

 

【連携体制と今後の展望】

J-クレジット化においては、出水市域内の森林経営によるCO2吸収量を、J-クレジット化する取り組みから進め、その後、いずみみらいが市に提供する省エネルギー・再エネルギー設備によるCO2の削減量など他の創出方法(方法論)に広げていく予定です。

また、カーボンニュートラル実現への歩みを止めないために、もし自然災害等でJ-クレジットの量が減少した場合に備え、減少した販売収益に対し補償が受けられるよう三井住友海上火災保険が提供する「J-クレジット補償保険」を活用します。

バイウィルは、出水市におけるJ-クレジット創出プロジェクトの登録・申請からモニタリング、創出したクレジットの販売までを一貫して支援します。販売に関しては、鹿児島銀行と協力し、販売先を開拓します。

5者が連携することで、カーボンニュートラル実現への取り組みを通じて、地域経済の活性化へ貢献し、出水市における“環境価値と経済価値の循環”を目指してまいります。

 

図版_出水市

 

【5者概要】

<出水市 概要>
■代表者: 市長 椎木 伸一
■所在地: 鹿児島県出水市緑町1番3号
■公式HP:https://www.city.kagoshima-izumi.lg.jp/

 

<いずみみらい 概要>
■名称:    株式会社いずみみらい
■代表者: 代表取締役社長  青﨑 譲二
■所在地: 鹿児島県出水市緑町1番3号(出水市役所内)
■事業内容:
 1.エネルギー供給関連
 2.エネルギー利用に関するサービス関連
 3.地域振興関連
■公式HP:https://izumi-mirai.de-power.co.jp/

 

<鹿児島銀行 概要>
■名称: 株式会社鹿児島銀行
■代表者: 取締役頭取  郡山 明久
■本店: 鹿児島県鹿児島市金生町6番6号
■事業内容:銀行業
■公式HP: https://www.kagin.co.jp/

 

<三井住友海上火災保険 概要>
■名称:三井住友海上火災保険株式会社
■代表者: 代表取締役社長 舩曵 真一郎
■所在地: 東京都千代田区神田駿河台3-9
■事業内容:
 1.損害保険業(保険引受、資産の運用)
 2.他の保険会社の保険業に係る業務の代理または事務の代行
 3.債務の保証
 4.確定拠出年金の運営管理業務
 5.自動車損害賠償保障事業委託業務
■公式HP: https://www.ms-ins.com/

 

<バイウィル 概要>
■名称:    株式会社バイウィル
■代表者:    代表取締役社長 下村 雄一郎
■所在地:    東京都中央区日本橋2-3-21 群馬ビル6階
■事業内容:
 ・環境価値創出支援事業(クレジット創出)
 ・環境価値売買事業(クレジット調達・仲介)
 ・脱炭素コンサルティング事業
 ・ブランドコンサルティング事業
■公式HP: https://www.bywill.co.jp/

 


【本リリースに関するお問い合わせ先】

株式会社バイウィル 広報担当 
e-mail:info@bywill.co.jp
TEL:03-6262-3584(代表)