近年多くの企業で「サステナビリティ」に関する取り組みが進められています。
しかし、サステナビリティを企業経営と伴走させる取り組みは、いまだノウハウや事例が蓄積されていないのが現状となっています。
各企業の担当者様も手探りで取り組みを行っていらっしゃるのではないかと考え、弊社ではサステナビリティ担当の方々に集まっていただき、交流を行っていただく場として「Sustainability Meetup」を開催致しました。
今回の記事はそんな「Sustainability Meetup」についてお伝えします。
「Sustainability Meetup」とは
・推進部署が新設されたばかりで、まず何から始めたらいかわからない・様々な部署を巻き込む必要があるのに、役割や権限があいまい
・今までになかったテーマであるため、周りに相談できる人がいない
実は、このようなお悩みをもつ担当者様は多くいらっしゃいます。
そこで「サステナビリティ・ブランディング」を掲げる弊社として、このようなお悩みを少しでも解消できる場を提供できないかと考え、企画したのが「Sustainability Meetup」。各企業の担当者様同士が、自社で取り組んでいるサステナビリティ施策に関して幅広くコミュニケーションや情報交換を行っていただく場となっています。今回はZoomを使ったオンライン開催と致しました。
※ご参加企業抜粋(掲載に許諾をいただいた企業様のみを紹介しています)
・株式会社ルネサンス様
・株式会社ティア様
・株式会社ジャルカード様
・八千代エンジニヤリング株式会社様
・オルビス株式会社様
既にサステナビリティの取り組みを進めている企業様や、これから本格的に検討に入る段階という企業様など11社11名の方に参加いただき、以下のような流れで進めて参りました。

弊社がお伝えした「サステナビリティ・ブランディング」について
まずはじめに、「サステナビリティ=環境」という認識ではなく、「サステナビリティ」とは「社会・環境」「事業」「社員・従業員」という3つの視点から持続可能性を高めるものであるということをお伝えさせていただきました。
さらに具体的には、社会・環境と事業(ビジネス)を切り離して考えるのではなく、両者を合わせて考えること=「社会課題解決型ビジネスへの転換」を図るという考え方や、その考え方に対する社員・従業員の理解・共感を醸成し、エンゲージメントを高めていくことの重要性をお伝え致しました。
お悩みや、実際の取り組みを通して感じる課題を率直に語り合う交流タイム
「サステナビリティ」と言っても非常に幅広いテーマですが、今回のmeetupでは、事前に行ったアンケートで最も関心が高かった「一般社員・メンバー層の意識醸成・自分ごと化」というテーマに絞り、下記のような内容について各社で行っていることやそのプロセスで生じたお悩み・課題についてディスカッションを行いました。
交流時間は70分。Zoomのブレイクアウトルームを使い、5~6名ごとのグループに分かれてディスカッションを行いました。進行はフォワード(現:バイウィル)の社員が行いましたが、参加者の皆様もスムーズに雰囲気に慣れてくださり、様々な意見が活発に飛び交いました!
▼ディスカッションの中で挙がった各社のお悩みや課題感
- 経済価値と環境価値はトレードオフという考えをどう変えていけるか
- eラーニング等の形式的な教育が機能しない、研修やWSなどがマンネリ化する
- SDGs担当など一部の人がやればいいや、という空気感
- 社内報など一方向の伝達に留まる、効果的なメディアがない
- 推進活動に「自社らしさ」を組み込めていない
「他社の様子がわかり、ヒントが見つかった!」ベスト事例の共有タイム
交流が終了し、最後は各グループで「最も参考になった!」というお話をピックアップしたベスト事例を参加者全員に対して発表いただきました。他の企業様にとって参考になる話題や学びになることはグループを超えて全員で共有しましょうという目的で設定した時間です。開催後のアンケートでは、下記のような感想をいただきました。
- 他社担当者の生の話を聞くことができ貴重な機会だった
- 取り組みの内容や進め方を知るだけでなく、悩みを相談できたりして良かった
- 悩みや、壁も似ているので、話す内容が的確に感じた
- とても参考になる事例があったので早速取り組んでいきたい
弊社では、この「Sustainability Meetup」を継続して開催していく予定です。