前回大変好評をいただいた、サステナビリティ担当の方々による交流会「Sustainability Meetup」。
この記事では7/26(金)に開催した第2回「Sustainability Meetup」についてお伝えします。
テーマは前回同様「一般社員・メンバー層の意識醸成・自分ごと化」についてです。
今回も担当者様同士で様々な意見交換が繰り広げられました。
前回の記事はこちらをご覧ください。
「Sustainability Meetup」とは
・推進部署が新設されたばかりで、まず何から始めたらいかわからない・様々な部署を巻き込む必要があるのに、役割や権限があいまい
・今までになかったテーマであるため、周りに相談できる人がいない
実は、このようなお悩みをもつ担当者様は多くいらっしゃいます。
そこで「サステナビリティ・ブランディング」を掲げる弊社として、このようなお悩みを少しでも解消できる場を提供できないかと考え、企画したのが「Sustainability Meetup」。各企業の担当者様同士が、自社で取り組んでいるサステナビリティ施策に関して幅広くコミュニケーションや情報交換を行っていただく場となっています。
※ご参加企業抜粋(掲載に許諾をいただいた企業様のみを紹介しています)
既にサステナビリティの取り組みを進めている企業様や、これから本格的に検討に入る段階という企業様など、11社12名の方に参加いただき、1回目同様以下のような流れで進めて参りました。

弊社がお伝えした「サステナビリティ・ブランディング」について
まずはじめに、「サステナビリティ=環境」という認識ではなく、「サステナビリティ」とは「社会・環境」「事業」「社員・従業員」という3つの視点から持続可能性を高めるものであるということをお伝えさせていただきました。
さらに具体的には、社会・環境と事業(ビジネス)を切り離して考えるのではなく、両者を合わせて考えること=「社会課題解決型ビジネスへの転換」を図るという考え方や、その考え方に対する社員・従業員の理解・共感を醸成し、エンゲージメントを高めていくことの重要性をお伝え致しました。
お悩みや、実際の取り組みを通して感じる課題を率直に語り合う交流タイム
「サステナビリティ」と言っても非常に幅広いテーマですが、今回のmeetupでも、前回同様「一般社員・メンバー層の意識醸成・自分ごと化」というテーマに絞り、下記のような内容について各社で行っていることやそのプロセスで生じたお悩み・課題についてディスカッションを行いました。
交流時間は70分。Zoomのブレイクアウトルームを使い、4名×3グループに分かれてディスカッションを行いました。進行はフォワード(現:バイウィル)の社員が行いましたが、積極的にお悩みやご意見を述べてくださる参加者が多く、スムーズに意見交換を行うことができました。
▼ディスカッションの中で挙がった各社のお悩みや課題感
- 勉強会を行っているが、なかなか継続できない。取り組みの成果が見えにくい
- 社内報でクイズなどを交えて工夫を凝らしているが閲覧が増えない
- サステナビリティ=儲からない と考える社員たちにどう認知理解を広げていけるか
- SDGsやサステナビリティへの賛同はあるものの、ビジネス(短期利益)との連動を明確に説明できないので乖離が生じている
- 表彰制度を作っていきたいが、人事制度と接続することが難しい
- サステナビリティの部署が新設されたばかりなのでプロジェクトメンバーの認知がバラバラ
既に研修や勉強会などを始めている企業の担当者様からは”やってみてわかったリアルな感想”をお話いただけ、他の担当者様も興味深く話を聞いていらっしゃいました。
「他社の様子がわかり、ヒントが見つかった!」ベスト事例の共有タイム
最後は、他の企業様にとって参考になる話題や学びになることはグループを超えて全員で共有しましょうという目的で設定したベスト事例の共有タイムです。「最も参考になった!」というお話や印象に残った話題を各グループから一人づつ代表者の方に発表いただきました。
その中でも、「サステナビリティというと”何か新しいことをしなければならない”という意識になるが、今行っている事業の中から社会課題の解決や社会貢献に繋がることを抽出することが大切」という話には、共感する参加者が多くいらっしゃいました。創業から現在までの歴史を振り返ることで、その繋がりを見つけ出せるヒントがあるかもしれません。
また、社員に浸透させるときのポイントとして、「なるべく難しい言葉を用いず優しい言葉を使うようにする」「YouTubeなどを活用し様々な接点で従業員が目に触れられる機会をつくる」という話も共有されました。
▼終了後のアンケートでいただいたご感想
- 他社の動向を確認でき、今後の進め方のヒントが得られた
- 当社のサステナビリティへの考え方や方針が間違っていなかったとわかり安心した
- ファシリテーターがいて、様々なアドバイスもいただけたので充実した時間だった
- 自身の業務に直結する情報が得られてよかった
- サステナビリティの取り組みを既に始めている企業の方から話が聞けたのが有益だった
今回も、他社同士で交流しあう機会を貴重に感じてくださる方が多く、また、業務につながるヒントや解決策も見つかったというお話もいただき大変嬉しく思います。
前例がない取り組みだからこそ、企業の担当者様も思考錯誤されながらサステナビリティの推進を行っています。だからこそ、このような交流の機会を少しでも皆様のお役に立つ場にしていきたいと考えています。次回の開催に関しては、こちらのHPや弊社Twitterにて情報発信を行って参りますのでぜひご確認ください。
また、弊社の公式noteではサステナビリティ・ブランディングにまつわる記事を随時更新しています。こちらも併せてご覧いただければ幸いです。